『稽留流産(自然流産)』辛い経験と向き合った話

妊活
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こんにちは!はち(@hachi_life8)です。

私は28歳で妊活を始め、29歳で化学流産・自然流産を経て、30歳でプレママになりました。


私にとって、稽留流産(自然流産)は本当に辛い経験でした。

辛さに耐えきれず、夫や家族に沢山話を聞いてもらったり、数えきれないほどの体験談を読みました。
そして、自分なりに流産の意味を考えました。


結果として、親としてこの子が「生まれない」と決めたことを尊重しようと思ったとき、初めて気持ちが落ち着きました。


この記事では、私の流産経験・辛さとの向き合い方をまとめます。

流産で辛い思いをされている方や、そのご家族にとって、少しでもご参考になれば嬉しいです!

稽留流産とは

日本産科婦人科学会によると、流産と稽留流産は、下記のように定義されています。

稽留流産とは、妊娠22週より前に、胎児がお腹の中で死亡してしまっている状態を指すそうです。

流産とは?
妊娠したにもかかわらず、妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産と言います。定義としては、妊娠22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数)より前に妊娠が終わることをすべて「流産」といいます。

公益社団法人 日本産科婦人科学会 流産・切迫流産より引用

稽留流産
胎児は死亡しているが、まだ、出血・腹痛などの症状がない場合。自覚症状がないため、医療機関の診察で初めて確認されます。治療として、入院して子宮内容除去手術を行う場合と、外来で経過を見て自然排出を期待する場合があります。医師の判断や患者さんの希望によりどちらかを選択します。

公益社団法人 日本産科婦人科学会 流産・切迫流産より引用

忍び寄る流産の予感

私は、妊娠6週で胎嚢(赤ちゃんの入っている袋)を確認しました。
その後、7週で胎芽(胎児になる前の赤ちゃん)を確認しました。


1年以上待ち望んでいた赤ちゃん。
私はとても喜んでいました。


しかし、色々な情報を知る中で、平均的には妊娠7週目頃までに心拍が確認されるということを知りました。


心拍確認の時期には個人差があるため、私はネットの経験談を検索しまくりました。
そして、自分に良い情報を見ては喜び、良くない情報を見ては落ち込むことを繰り返しました。


この子は、きっとゆっくり大きくなっているはず。
きっと心拍が確認できるはず。

自分にそう言い聞かせていました。

妊娠12週、流産確定

妊娠12週、残念ながら流産が確定しました。

医師は何度も丁寧にエコーを見てくださりました。
助産師さんも優しい言葉をかけてくださりました。

その場では強がって「何となく分かってたんで大丈夫です」と言って帰りました。


でも、迎えに来てくれた夫に会った瞬間、涙が止まらなくなり、ずっと泣いていました。


どれだけ泣いても、辛い気持ちは消えませんでした。

「あなただけじゃない」と言われても…

辛くて辛くて、夫や家族に何度も話を聞いてもらいました。


それでも辛くて、「流産 辛い」「流産 なぜ」と検索を繰り返しました。

その中でよく目にしたのが、「流産は意外と多くの女性が経験します。あなただけではないんですよ。」という言葉でした。


日本産科婦人科学会によると、妊娠の15%前後が流産になるようです。

医療機関で確認された妊娠の15%前後が流産になります。また、妊娠した女性の約40%が流産しているとの報告もあり、多くの女性が経験する疾患です。妊娠12週未満の早い時期での流産が8割以上でありほとんどを占めます。

公益社団法人 日本産科婦人科学会 流産・切迫流産より引用


しかし、「あなただけではない」と言われても、私の辛い気持ちは消えませんでした。

振り返ると私は、自分にとって、この流産がどんな意味があったのかを知りたかったのだと思います。

初めての『出産経験』

※この先は、出血などの生々しい表現があります。
 苦手な方は、↓目次に戻
飛ばしてください!




稽留流産が確定したら、お腹の子をどうするか決めなければなりません。


・自然排出を待つか
・手術をするか



この2択から選ぶことになります。
(海外では、服薬で自然排出行うこともあるそうです)

私は在宅ワーカーで、タイミングをコントロールする必要がなかったので、自然排出を選択しました。


稽留流産確定から3週間後の深夜。
猛烈な下腹痛と出血がやってきました。

生理痛を3~5倍にしたような下腹痛で、波があり、痛い時は動けませんでした。


腹痛は4時間以上続き、一人でトイレにこもっていました。

腹痛の時、いきむと少し楽になることに気づき、
そうか、これは『出産』のようなものなんだ」と感じました。

(陣痛はこれよりももっと痛いと思いますが、、、)


苦しむこと約4時間。

突然「ドゥルン」という感覚とともに、血ではない白い塊が出てきました。
頑張って大きくなってくれた赤ちゃんです。


赤ちゃんにそっと手を合わせ、私の初めての『出産』は終わりました。

自分にとっての流産の意味

流産も出産と同じように、身体を犠牲にして子供を産むことだと気付きました。

この流産は、自分にとっては『出産』でした。

この子は、私を親にしてくれたと思います。


親として、この子が「生まれない」と決めたことを尊重しよう。


そう思ったとき、流産が腑に落ち、また前に進めるような気がしました。


本音を言えば、お腹の子に会いたかったけれど、この子の事を忘れずに生きていこうと思いました。

辛さは消えないけど、納得すれば前に進める

私の流産体験を読んでいただき、ありがとうございました。


正直なところ、流産の辛さは消えないと思います。


しかし、自分にとって納得のいく流産の意味を考えることで、前に進むことができると思います。


この記事が、流産で辛い思いをされている方や、そのご家族にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!


流産をきっかけに、子供が欲しい理由についても考えました。
同じ悩みを持つ方のご参考になれば嬉しいです。

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