化学流産から中々立ち直れなかった時の話

妊活
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こんにちは!はち(@hachi_life8)です。

私は2回の化学流産と1回の稽留流産を経て、30代でプレママになりました。

妊娠検査薬で待望の陽性反応から数日で陰性反応。
喜びから一気に悲しみに突き落とされる化学流産は、想像以上に辛いですよね。


この記事では私の化学流産経験談と向き合い方をまとめます。

化学流産でお辛い思いをされた方にとって、少しでも参考なれば嬉しいです。

妊活への焦りからフライング検査にハマる

私は生理不順・稀発月経体質で、妊活が思い通りにゆきませんでした。

周囲の友人が続々と懐妊するのに、私は45日以上の生理周期。
人よりも妊娠のチャンスが少ない事に、凄く焦りを感じていました。


そのため、1周期の結果を少しでも早く知りたくて、フライング検査にハマりました
(フライング検査とは、妊娠検査薬を規定の日よりも早く使って検査をすること)

陰性反応でも「まだ反応が出る時期じゃないし」と自分を納得させ、数日後にまたフライング検査を繰り返してしまいます。


そしてお財布からお札が消え、妊娠検査薬の屍が積み上がってゆきます。
「今周期はダメ」と薄々分かっていても、希望を捨てられず、つい検査してしまうのです。

待ちに待った陽性反応!からの…

生理予定日が近づく度に、フライング検査を繰り返して1年弱。


ついに妊娠検査薬で陽性反応がでました!
その日は生理予定日当日で、薄い陽性反応が見えました。

本来、生理予定日1週間後に使える検査薬で出た反応なので、妊娠が確定したわけではありません。

それでもずっと待ち望んでいた陽性反応だったので、飛び上がるほど嬉しくて、すぐ夫に報告しました。

嬉しくて嬉しくて、マタニティライフに関する本やWebサイトを一杯見ました。
「今周期妊娠なら出産はX月だから、仕事の調整をしなきゃ!」など、皮算用もしました。



それから1週間後。
正しい妊娠検査薬の使用日に、改めて検査をしました。

結果は、真っ白
あの陽性反応は見る影もありませんでした。


喜びから一気に悲しみに転落
赤ちゃんに会える期待は粉々に打ち砕かれました。


この様に、妊娠検査薬の陽性反応から陰性反応になってしまうことを「化学流産」と呼ぶそうです。

化学流産のツラい所

化学流産の辛さは何度もぶり返し、私は中々立ち直れませんでした。
振り返ってみると、こんな辛さから、立ち直るまでに時間がかかりました。

喜びと悲しみの落差

待ちに待った陽性反応で大喜びしてからの、陰性反応の悲しみ。
この感情の落差がとても辛かったです。


化学流産ではない陰性反応の時は、「今月もダメか…」と落胆を感じます。

化学流産の時は、同じ陰性反応でも、
赤ちゃんを失ってしまったような悲しみや、
浮かれていた自分を恥じる気持ちなど、
落胆以外にも、悲しみや怒りなど様々な感情が沸き上がってきました。

「大したことない」と扱われる感覚

化学流産したことを医師に話した時、言われた一言。
「まぁ、医学的には流産にはならないからね」
こんな一言に辛さを感じました。


化学流産は、「流産」の定義には含まれません。
それでも、自分の気持ちとしては、待ちに待った赤ちゃんを失ってしまったような喪失感や悲しみがありました。


「化学流産は流産ではない」
「気づかないだけでよくあること」
こんな言葉に対して、
自分の喪失感や悲しみが誰にも理解してもらえないような孤独感を感じました。

フライング検査をした自分が悪い!?

私はフライング検査をしたため、化学流産に気づきました。
つまり妊娠検査薬を正しい日に使えば、化学流産に気づかなかったはずです。


「化学流産を知ってしまったのは、自分に堪え性がなかったせい?」
「悲しいのは自業自得?」


ただでさえ悲しいのに、
正しい妊娠検査薬使用日まで待てなかった自分を責めてしまい、さらに辛さが増しました。

化学流産との向き合い方

誰が何と言おうと、自分の気持ちに正直でいる

誰が何と言おうと、化学流産で感じた辛さ・悲しさ・喪失感は本物です。

「化学流産は流産ではない」
「気づかないだけでよくあること」
「大したことない、いつまでも落ち込むな」

こんな風に言われたとしても、自分の気持ちとは関係ありません。
辛さ・悲しさ・喪失感・怒りが沸き上がるのは自然なことです。


まずは、自分の気持ちに正直でいられることを誇りに思うことで、気持ちが少し楽になりました。

気持ちに寄り添ってくれる人に、話を聞いてもらう

化学流産の悲しみには波があり、何度もぶり返します。
悲しみが高ぶった時、人に気持ちを聞いてもらう事で、ピークを乗り切ることができます。


私の化学流産の悲しみは、何度もぶり返しました。
一度気持ちが落ち着いても、ふとした時に悲しい気持ちが蘇ってきます。
その度に、夫に話を聞いてもらいました。

解決策を考えるというよりは、ただただ気持ちを聞いてもらう
これを繰り返すと、徐々に悲しみがぶり返さなくなっていきました。


夫・家族・友人など、気持ちに寄り添ってくれる人に何度も話を聞いてもらうことで、感情の波を乗り切ることができました。

少なくとも着床まで至ったと前向きに捉える

悲しい気持ちが少し落ち着いてから、
失ったものではなく得られたものに目を向けると前向きな気持ちになれます。


化学流産は、少なくとも着床には至った証です。

私は妊活がうまくいかず、色々な事を試しました。
試行錯誤の中で、着床に至ったと分かることは、大きな希望でもありました。

命がけで妊活の道しるべを教えてくれた受精卵。
不思議と感謝が湧いてきたとき、気持ちが楽になりました。

自分の気持ちを大切に、周囲の人の力も借りよう

私は化学流産を2回経験し、悲しみと向き合ってきました。


「化学流産は流産ではない、よくあること」
こんな風に言われても、自分の辛さ・悲しさ・喪失感は本物です。

その悲しみには波があり、何度もぶり返します。

誰が何と言おうと、自分の気持ちを大切に、悲しみの波は周囲の人の力を借りて乗り切る。
そうすると、いつか化学流産を前向きに捉えられる時がやってきます



私にとって、化学流産はとても辛い経験でした。
本音を言えば、経験しなくて済むならそれに越したことはないと思っています。

しかし、その経験を通じて、周囲の人への感謝や人間的な成長ができたと思います。


今、化学流産でお辛い思いをされている方にとって、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました!



悲しみとの向き合い方として、稽留流産の経験談もご参考になれば嬉しいです。




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